The GNU Compiler Collection includes front ends for C, C++, Objective-C, Fortran, Java, and Ada, as well as libraries for these languages.

科学技術計算などに活用されている米国のスーパーコンピュータ「Titan Cray XK7」を保有しているOLCF(Oak Ridge Leadership Computing Facility)は11月14日(米国時間)、記事「OLCF Lends Expertise for Introducing GPU Accelerator Programming to Popular Linux GCC Compiler」において、GCCのOpenACC対応を実現する取り組みを進めていることを発表した。OpenACC 2.0の実装が進められており、オープンソースのコンパイラとしてはもっとも最初にOpenACCへ対応するコンパイラとなる見通し。

OpenACCはGPUへ計算オフロードを実施するためのプログラミングインタフェース。ソースコード中にコメントの形でさまざまな指定を書き込むことができ、OpenACCに対応したコンパイラはこのコメントに従って処理をGPUで実行するようにコードを生成する。OpenACCに対応していないコンパイラにとってはただのコメントであり、影響を与えない。

「Titan Cray XK7」は18,688個のGPUを搭載しており、科学技術計算においてはこれらGPUの活用が欠かせない。GCCにおいてOpenACCが使用できるようになると、OpenACCを活用したプログラミングの敷居が下がるとともに、同スーパーコンピュータの活用性も引き上がることにつながる。