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Cisco Systemsは10月30日(米国時間)、H.264コーデックをBSDライセンスのもとでオープンソースソフトウェアとして公開すると発表した。ソースコードは最終的にhttps://github.com/cisco/openh264で公開される予定。Linux (x86/ARM)、Windows、Mac OS X、Android向けにビルドされたバイナリモジュールも提供される見通し。各種情報はOpenH264プロジェクトのサイトに掲載されるという。
Ciscoではこうした取り組みを通じ、インターネットにおける動画形式としてH.264の普及を後押ししたい狙いがある。H.264は多くの業界で採用されているが、MPEG LAに特許料を支払う必要があるためオープンソースソフトウェアにおける普及はあまり進んでいない状況にある。Ciscoはユーザに対して料金を求めることはないとしており、オープンソースソフトウェアにおいて同コーデックの採用が進む可能性が高くなった。
同日、Firefoxの開発元であるMozillaからもOpenH.264に関する発表があり、近いうちにこのH.264コーデックモジュールに対応すると説明している。