NECパーソナルコンピュータは15日、15.6型ハイスペックノートPC「LaVie L」の2013年秋冬モデルを発表した。本体デザインや基本仕様は2013年夏モデルを踏襲しているが、全モデルでOSがWindows 8.1 64bit版となり、Bluetooth 4.0を搭載するなど、細かい強化が図られている。
見どころとしては、YAMAHAサラウンドシステム+Waves社製「MaxxAudio 4」のサウンド、防滴構造のキーボードなどが挙げられる。前者は、NEC製のノートPCでもLaVie Lシリーズだけが搭載しているものだ(ステレオスピーカーの出力は2W+2W)。また、USBポート×5基がすべてUSB 3.0対応である点や、大型のタッチパッドも使いやすいポイント。
LaVie L LL850/NSB
IPS方式の15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)タッチパネル液晶ディスプレイを搭載した上位モデル。理論値最大867MbpsのIEEE801.11ac(ドラフト)対応無線LANを備え、ストレージがIntel Smart Response Technologyを利用した32GB SSDと1TB HDDの組み合わせになっている。無線LAN(Wi-Fi)機能は、5GHz帯と2.4GHz帯のIEEE802.11a/b/g/nにも対応。
そのほか主な仕様は、CPUが第4世代(開発コードネーム:Haswell)のIntel Core i7-4700MQ(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリがPC3L-12800 8GB(8GB×1、最大16GB)、光学ドライブがブルーレイディスクドライブ、グラフィックスがIntel HD Graphics 4600(CPU内蔵)。OSはWindows 8.1 64bit版。
主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN、約92万画素Webカメラ(ステレオマイク内蔵)、USB 3.0×5(うち1基はパワーオフUSB充電機能付き)、HDMI、マイク入力、ヘッドホン出力/ライン出力、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロット。
キーボードはテンキー付きの日本語106キーで、キーピッチが19mm、ストロークが2.0mm。チルトホイール付きのワイヤレスレーザーマウスや、Microsoft Office Home and Business 2013が付属する。バッテリ駆動時間は約4.5時間。本体サイズはW382×D270×H33.1mm、重量は約3.0kg。ボディカラーは「クリスタルブラック」のみの一色展開。10月下旬より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は210,000円前後。
LaVie L LL750/NS
IPS方式の15.6型WXGA(1,366×768ドット)タッチパネル液晶ディスプレイの下位モデル。ストレージが1TB HDD、無線LAN(Wi-Fi)機能が5GHz帯/2.4GHz帯のIEEE802.11a/b/g/n対応、重量が約3.1kg、バッテリ駆動時間が約6.9時間となることが、上位モデルとの主な違いだ。
ボディカラーは「クリスタルブラック」「クリスタルレッド」「クリスタルホワイト」「クリスタルゴールド」の4色展開。10月下旬より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は200,000円前後。