アドビ システムズはこのほど、放送局や有料テレビサービスプロバイダー業界向けの動画配信収益化プラットフォーム「Adobe Primetime」に、動画計測機能「Adobe Analytics Essentials for Video」を追加したことを発表した。

Adobe Primetimeは、IP接続先の画面に向けて著作権管理された動画を配信できるプラットフォーム。広告の挿入や、視聴者の動向分析なども行える。同プラットフォームは、Comcast、NBC Sports、Turner Broadcasting、Tennis Channelなど、すでにさまざまな企業に利用されている。

このほど新たに追加された動画計測機能「Adobe Analytics Essentials for Video」は、視聴者が接触した動画と広告の両方についてエンゲージメント分析を行える。同機能により、コンテンツ所有者や配信事業者は、視聴者の動向をより詳細に分析できるようになる。

なお同社は、先進的な動画コンテンツ保護をクラウドベースで提供するDRMサービス「Adobe Primetime DRM」も発表している。同サービスを利用することで、複数のプラットフォームにおける著作権保護コンテンツの展開が容易になる。