iCloudには、パソコンや他のiOSデバイスとカレンダーを共有する機能がある。同じApple IDでサインインしていれば、Macの「カレンダー」やWindowsの「Outlook」で登録したイベントはすぐにiOSの『カレンダー』へと反映される。常に最新のスケジュールを把握できるので、仕事だけでなくプライベートな用事を登録して活用しているユーザも多いはずだ。

iCloudを経由したカレンダーの同期は、『設定』で「iCloud」を開き、「カレンダー」スイッチをオンにするだけで利用できる。しかし、そのままの状態で使うと、1カ月以上前のスケジュールが表示されないという問題に悩まされることになる。9月には7月の、10月には8月のスケジュールを確認できなくなってしまうのだから、前回出張した日付を確認したいときなど、困る場面は少なくない。

そんなときは、「カレンダー」の設定を変更してみよう。iCloudのカレンダー同期機能は、初期設定では1カ月前のイベントまでしか同期してくれないので、これを3カ月か6カ月、あるいはすべてに変更すれば、過去のスケジュールも確認できるようになる。

手順はかんたん、『設定』を起動して「メール/連絡先/カレンダー」をタップし、「カレンダー」項目にある「同期」をタップ、過去のイベントをどれだけさかのぼって同期するか選択すればいい。これでしばらく待てば、1カ月以上前のイベントが『カレンダー』に現れるはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 『設定』を起動して「メール/連絡先/カレンダー」をタップ、「カレンダー」項目にある「同期」をタップする

2 この画面で過去のカレンダーを参照する基準を設定する。「すべて」は不要という場合には、3カ月か6カ月を選択しよう

3 1カ月基準の場合(左)は繰り返しのイベント以外、1カ月以上前のスケジュールを参照できないが、6カ月基準(右)に変更すると過去半年のスケジュールを確認できるようになる

(提供:iPad iPhone Wire)