米Appleは9月10日(現地時間)、カリフォルニア州クパチーノにある本社でプレスイベントプレスイベントを開催し、廉価版iPhoneとして報じられてきた「iPhone 5c」を発表した。ラインナップは16GBと32GBの2種類。カラーバリエーションは計5色で、ホワイト、ピンク、イエロー、ブルー、グリーンの5色。米国での価格は、2年契約で16GBが99ドル、32GBは199ドル。

iPhone 5C

iPhone 5cは、対角4インチ(1,136 x 640ピクセル・326ppi)をRetinaディスプレイ搭載したスマートフォン。本体はポリカーボネート素材を採用。前面のカラーはブラックで、背面は前述の計5色のカラーが配色される。寸法・重量は124.4(H)×59.2(W)×8.97mm・132g。OSはiOS 7を採用する。

カラーバリエーションは計5色

仕様としては、A6チップを採用し、カメラは8メガピクセルのiSightカメラを搭載。カメラ機能としては、LEDフラッシュを搭載するほか、顔検出、パノラマ撮影などの機能が利用できる。1080pのHDビデオ(30fps)の動画撮影にも対応する。

機能面ではこのほか、LTE通信、無線LAN IEEE 802.11 a/b/g/n(802.11nは2.4GHz/5GHz、Bluetooth 4.0、FaceTime、Siri、GPSなどが利用可能。連続通話は最大10時間(3G)、連続待受は最大250時間。インターネット利用については、3G時が最大8時間、4G LTEが最大10時間、Wi-Fiが最大10時間。ビデオ再生は最大10時間、オーディオ再生は最大40時間。このほか、同端末向けの純正のケースも提供する。こちらの価格は29ドルとなる。

専用のケースも複数提供する

同端末とともに発表されたiPhone 5sを含め、新iPhoneは100カ国、270以上のキャリアで9月20日より発売する。日本国内ではソフトバンク、KDDI(au)に加え、NTTドコモも取り扱う。なお、iPhone 5c、iPhone 5sは対応ネットワーク別に複数の製品をラインナップしておりKDDIとNTTドコモが展開する800MHzのLTEに対応したモデルも用意されている。