説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりが正しく理解していないこともあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「iTunes使用許諾契約書が更新されました」と通知されました!?』という質問に答えます。

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iPhoneを利用していると、ときどき「iTunes使用許諾契約書が更新されました」というダイアログが現れることがあります。この「iTunes使用許諾契約」は、iTunes Store/App Storeの利用に必要なもので、iPhoneだけでなくパソコンのiTunesで音楽や映画をダウンロードするときにも必須の契約です。

「iTunes使用許諾契約書が更新されました」というダイアログは、iTunesの利用規約に変更が生じたタイミングで現れます。この場合の変更とは、iTunes Store/App Storeで扱うコンテンツの種類が増えた、利用条件が変わったことを意味します。

たとえば、iTunes Storeのコンテンツを購入したデバイスの違いにかかわらず利用できるサービス「iTunes in the Cloud」は、従来アプリと音楽、電子ブックを対象としていましたが、日本時間の8月7日にそこへ映画が加わりました。iTunesの利用規約も変わりますから、ユーザの同意を得るべくダイアログを表示している、というわけです。

このダイアログに同意すれば、新しい利用規約のもとiTunes Store/App Storeを利用できます。iTunes Store/App StoreはiTunes使用許諾契約書に基づき利用を許可していますから、同意しないとアプリのダウンロードも音楽の購入もできません。

なお、いちどダイアログをキャンセルしても、契約書に同意しないかぎり「iTunes」や「App Store」を起動するたびに現れます。これからもiPhoneを使い続けるつもりなら、契約書に同意するしかないでしょう。

写真で解説

ときどき現れる「iTunes使用許諾契約書が更新されました」というダイアログは、iTunes Store/App Storeになにか変更が生じたタイミングで現れます