iPhone 4S/5と第3世代以降のiPad/iPad miniで利用できる「Siri」は、音楽の再生や目覚ましのセット、天気予報のチェックやメモの作成など、いろいろな処理を口頭で指示できるアシスタント機能。特定の言葉を含めて話しかけなければならないものの、手が塞がっているときに使うと便利だ。

その「Siri」だが、残念なことに完全なハンズフリーでは利用できない。話しかけて起動できれば、すべてを口頭で済ませることができるのだが、起動はホームボタンの長押しが原則。いちど視線を手元に移さなければならず、クルマを運転中にiPhoneを持てば道路交通法に違反してしまう。だからといってダッシュボードにiPhone/iPadを置くと、ホームボタンを押すこと自体が難しくなる。

しかし、Siri起動用のボタンを手元に置けるとしたらどうだろう? 実は、コストをかけることなく手元でSiriを起動できる方法があるのだ。

その方法とは、iPhone 5に付属の「EarPods」など、リモコン付きのイヤフォンを使うこと。リモコンの中央部分を長押しすると、ホームボタンを長押ししたときと同じ操作になり、Siriが起動するのだ。イヤフォンジャックからリモコンまでは約80センチ、ダッシュボードに置くとほどよい長さになる。リモコンには超小型マイクが内蔵されているので、ごく普通の音量で話しかければいい。ただし、リモコンを押す時間が短いと『ミュージック』が起動して音楽の再生が始まってしまうので注意しよう。

操作手順をカンタン解説

1 iPhone 5に付属の「EarPods」など、iPhone対応のリモコンが付いたイヤフォンを接続する

2 2秒ほどリモコンの中央部分を長押しする

3 Siriが起動するので、「○○までの道順を教えて」などと話しかけてみよう

3 iPhone 5に付属のイヤフォン「EarPods」には、リモコン部分に超小型マイクが内蔵されているので、ごく普通の声の大きさでSiriに話しかければOKだ

(提供:iPad iPhone Wire)