東芝は20日、7mm厚のNAND型フラッシュメモリ搭載HDD「ハイブリッドドライブ」を28日よりOEM向けにサンプル出荷することを発表した。Ultrabookなど薄型ノートPC向けの2.5型製品で500GBの「MQ01ABF050H」と320GBの「MQ01ABF032H」を用意。いずれもプラッタは1枚構成で、重量は90gとなっている。

7mm厚のハイブリッドドライブ

ベンチマークソフト「PCMark Vantage」のスコアは約20,000を記録しており、従来の2.5型HDDに比べ約4倍高速化されているという。

主な仕様は、PCとの接続インタフェースがSATA 3.0 (転送速度6Gb/s)、回転数が5,400rpm、平均シークタイムが12ms。内蔵するNAND型フラッシュメモリはSLCタイプ、容量8GiB(ギビバイト)。サイズはW69.85mm×D100.0mm×H7.0mm。騒音はアイドル時が19dB、シーク時が21dB。

現在のところ、単品での店頭販売向けに出荷される予定はなく価格は不明だが、同社では将来的に個人市場に向けての販売も検討している。