説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりが正しく理解していないこともあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「他の携帯電話会社のSIMカードを使える?」という質問に答えます。

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日本国内で販売されているiPhoneに関していえば、答えは「ノー」です。SIMカードの形状が一致してiPhoneにセットできたとしても、現在利用している携帯電話会社以外のSIMカードで通信/通話することはできません。

このような、端末購入時とは異なる携帯電話会社のSIMカードを利用できなくする仕組みを「SIMロック」といいます。日本国内で販売されるiPhoneは、すべてSIMロックされていますから、ソフトバンクでもau/KDDIでも事情は同じです。

契約時とは異なる携帯電話会社の回線を利用したければ、SIMロックされていない(SIMフリーの)iPhoneを入手するしかありません。海外では販売されていますから、自分で渡航するか通販を利用して購入するといいでしょう。なお、au/KDDIの通信方式(CDMA2000)はSIMフリー版iPhone(W-CDMA/GSM)と異なるため、au/KDDIのSIMカード(au ICカード)は利用できません。

ところで、質問が「他のスマートフォンのSIMカードを使える?」となると、話は別です。au/KDDIが販売するiPhoneのSIMロックは「レベル1」で、同じ携帯電話会社間でもSIMを使い回せない「レベル2」ではありませんから、au/KDDIが扱う端末のサイズが同じSIM――iPhone 4Sは縦1.2×横1.5センチの「Micro SIM」、iPhone 5は縦0.9×横1.2センチの「nano SIM」――をセットすれば通信/通話できます。ソフトバンクの場合、データ通信するときの接続先情報(APN)がiPhoneとAndroidでは異なるため、SIMカードの使い回しは実質的にiPhone同士でなければできません。

写真で解説

日本国内で販売されているiPhoneには「SIMロック」が施されているため、他の携帯電話会社のSIMをセットしても通信できません