アウトドアシーズンの夏。ちょっとしたハイキングなどで山に出かける人も多いはず。スマホがあればルートの確認はもちろん、めずらしい動植物や付近の施設も調べられるので、ガイドブックを持っていなくても、たっぷり自然を満喫できる。また、標高のチェックや現在地のトラッキングができるアプリも登場しているため、本格的な登山を趣味とするユーザーにもきっと役立つだろう。今回は、出発前にぜひインストールしておきたい山アプリを5本ご紹介する。

山と高原地図

北海道から屋久島まで、日本百名山をすべて含んだ約1,500の山地図が見られる。さまざまなコースや水場、トイレの位置などを収録しており、データは端末に保存されるため、電波の届かない山中でも安心して使える。付近の観光案内施設や公共交通機関の問い合わせ先も調べられるので、登山の前後にも役立つだろう。記録した登山ルートはメールで送信できるので、パソコンで登山記録を管理することも可能。

アプリは無料だが、1エリア450円のアドオンの購入が必要だ。データサイズが大きいため、現地へ赴く前にWi-Fi接続でダウンロードしておくのをお忘れなく。また、山奥に入る際は充電切れなどに備え、念のため紙地図の用意もしておきたい。

拡大・縮小できるので、紙の地図よりも格段に見やすい。アドオンは、1エリアに複数の山が含まれているので、ややお得感がある。対応OSはiPhone/Android

アプリ基本情報(2013年6月6日現在)
対応OS iOS 4.3以降/Android 2.3.3以上 価格 1エリア450円

高尾山公式アプリ

都心にほど近く、ハイキングで人気の高尾山には、さまざまな生き物が生息している。「高尾山公式アプリ」は、そうした約600種類の動植物を美しい写真つきで解説しており、のんびり山歩きをしながら自然を満喫したい人にぴったり。八王子市が自ら制作したアプリだけあって非常に情報量が多く、図鑑として眺めているだけでも充分楽しめる。日本語だけでなく、英語や中国語に対応しているのもうれしいところだ。

そのほか、複数のルートを収録するガイドでは、お土産屋さんや飲食店、景色の見所まで紹介。八王子の観光情報やイベント、高尾山に棲むといわれる天狗のミニゲームなども収録しており、かゆいところに手が届く一本だ。

動物、植物、昆虫、鳥類などさまざまな図鑑が収録されている。いずれも無料だが、別途ダウンロードが必要なので気を付けよう

アプリ基本情報(2013年6月6日現在)
対応OS iOS 4.3以降/Android 2.1以上 価格 無料