キングジムとドリームネッツは5月31日、商店などが独自のスマートフォンアプリを0円で作成できる新サービス「アプスタ」を提供すると発表した。両者は今回のサービス提供にあたり、資本提携を実施、同日より事業をスタートする。

左からキングジム 社長 宮本彰氏とドリームネッツ 社長 井上一成氏

アプスタでは、小規模の販売店や個人営業の店舗でもイニシャルコストを意識せず、オリジナルアプリを試せるよう、導入時の初期費用を「0 円」でスタートできるように設定。web上の申込フォームに必要事項を入力するだけで、アプリのデザインや用意されたテンプレートからアイコンを選び制作することができる。また、申請・登録にいたるまで、全てアプスタ側が行う。

アプスタにはスタンダードプランとエンタープライズプランの2つの課金システムが用意されている

料金体系は、制作したオリジナルアプリのダウンロード数に応じた従量課金で、ダウンロード数100件まではランニングコストも無料となる。ダウンロード数101件以降は段階的な課金となる。

ビジネスモデルと他サービスとの比較

また、掲載情報の入力も店舗側で簡単に行えるよう、専用の管理画面を用意。パソコンやスマートフォン、タブレット端末にて操作可能。ブログ更新のような操作で情報発信でき、その日のおすすめ食材やタイムサービスなどの情報、お買い得品のご案内やクーポンの発券など、大手チェーン店のアプリで実施しているような機能を利用できる。

フラワーショップの利用を想定したデモンストレーション

初年度の導入店舗目標数は3,000軒としている。両社は、小規模店舗や個人商店でも、気軽にオリジナルアプリを持つことにより、販売促進やお客様とのコミュニケーション拡大を図れるよう、「アプスタ」の拡販に努めていくとしている。

アプスタ利用画面