CORSAIRは30日、5つのラジエーターを搭載できる水冷仕様のHPTX対応フルタワーPCケース「CORSAIR Obsidian Series 900D」を発表した。リンクスインターナショナルを通して6月8日より発売する。店頭予想価格は52,800円前後。

高い拡張性とメンテナンス性を持つフルタワーPCケース。5つのラジエータを搭載できる水冷仕様で、CPU、メモリ、グラフィックスカードなどの各パーツを独立して冷却できるという。サイドパネルはアクリル製で、パネル下部はワンタッチで開閉可能なスイングアウト・ドアを採用。内部には簡単に取り外せるマグネットフィルタを装備する。

CORSAIR Obsidian Series 900D

フロントに120mmファン×3基、リアに140mmファン×1基を標準搭載。そのほか、ケーストップに120mmファン×4基(もしくは140mmファン×3基)、シャドウベイに120mmファン×1基、ボトムサイドに120mmファン×6基と、最大15基までのファンを搭載できる。フロントとトップにはダストフィルタを備える。

ドライブベイは、外部に5.25インチベイ×4基、内部に2.5/3.5インチシャドウベイ×9基(うち3箇所はホットスワップ対応)。3.5インチドライブ用ケージは取り外し可能で、合計3基搭載する。ドライブ類の拡張性だけでなく、裏配線に便利なケーブルホールやツールレスのドライブ構造などメンテナンス性も高い。

拡張スロット数は「10」。フロントにUSB 3.0ポート×2基、USB 2.0ポートを4基、オーディオイン/アウトを搭載。電源ユニットはATX規格のものを2台まで内蔵できる。本体サイズはW252×D650×H690mm。対応フォームファクターはHPTX、E-ATX、XL-ATX、ATX、マイクロATX、Mini-ITX。