KDDIは29日19時現在の情報として、LTE通信サービス「au 4G LTE」対応機種で発生している通信障害の第4報を発表した。第4報では、第3報の「音声通話は、通常通りご利用いただけます」という記述を消去した。詳細は不明だが、通常通り利用できていた音声通信にも影響が出た模様。

今回の通信障害は、4G LTE対応端末において、LTEでのデータ通信サービスが利用できない、もしくは利用しづらい状態になっているというもの。通信障害で影響を受けたエリアは、東京都、神奈川県、山梨県の一部で、5月29日の午前5時20分に発生し、同日午後20時00分時点も障害は継続中となっている。

同社は、障害発生から計4回状況を報告しており、第1報では、障害原因を「パケットデータ設備故障(詳細調査中)」としていたが、第2報でこれを「LTE基地局制御装置」に修正。第3報では、3Gのデータ通信についても利用の集中により通信しづらい状況が発生していることを明らかにした。第3報の時点では、音声通話は通常通り利用できるとしていたが、第4報で「音声通話通話は、通常通りご利用いただけます」という記述を消去した。なお、同障害により影響を受けたユーザー数は、計4回ともに最大約56万件となっている。