GRは、高級コンパクトデジカメとして、APS-Cサイズのセンサーを搭載するという大幅な機能向上を果たしながら、本体サイズはほとんど変えず、レスポンスに関してはむしろ進化させてきた。

画質や機能へのこだわりは従来どおりで、大型センサーによるさらなる高画質、使い勝手の向上など、「GRシリーズの最高峰」といって間違いない製品に仕上がっている。価格は実勢で10万円前後と、コンパクトデジカメとしては高額だし、スペックとしては「趣味のカメラ」で間違いない。しかし、性能やカメラの存在感、そしてもちろん画質に関しても、その価値は十分にありそうだ。

作例

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ISO感度別の作例。上段左からISO100/200/400、中段左からISO800/1600/3200、下段左からISO6400/12800/25600。いずれもノイズリダクションはデフォルトのまま。ISO1600までは常用できそうだが、それ以上は、状況に応じて使い分けた方がよさそうだ

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絞りごとの作例。左からF2.8、F5.6、F8.0、F16。開放からシャープでよく解像している

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エフェクトの作例。上段左から白黒、白黒(TE)、ハイコントラスト白黒、中段左からクロスプロセス、ポジフィルム調、ブリーチバイパス、下段左からレトロ、ミニチュアライズ、ハイキー