露Kaspersky Labが4月16日(現地時間)に発表した「Kaspersky Anti-Virus for UEFI」(以下、KUEFI)は、OSを読み込む前からPCを保護するアンチウイルス製品。
UEFIは従来のBIOSに代わる新世代ファームウェアで、その特徴のひとつにセキュリティ機能をROMチップに埋め込むことが可能になった点がある(Windows 8のSecure Bootもこれを応用したもの)。KUEFIは、OSがシステムに読み込まれる前から、選択したシステムファイルやメモリアドレスをスキャンし、そこに潜むマルウェアを検知するという。
なお、KUEFIは公的機関や軍組織、発電所、事業会社などセキュリティ要件がもっとも厳しいとされる組織での使用を想定した製品で、日本国内での発売は未定となっている。