優先度が、録画される番組に影響してくるのはこれだけではない。番組表からの録画予約では、「今回のみ予約」のほうが「繰り返し予約」よりも優先度が高い。また、「番組表からの予約」のほうが「日時指定予約」よりも優先度が高い。この仕様は少々複雑なのだが、慣れてしまうと、ある意味合理的だということに気付くはずだ。

BD-T2300では、同一時間帯に、チューナーの数を超えて録画予約を入れることができる。番組表などから手動で録画予約を入れている場合には、チューナーの数を超えると予約重複の画面が表示される。そこでは、既にある録画予約のうち、どれかを休止させるか、そのまま重複を許可するのかを選択できる。一見回りくどいことをしているようにも感じられるこの手順には、意味がある。

毎週録画している番組と同じ時間帯で、突発的に録画したい番組があった場合、通常は、毎週録画している番組の予約を解除して、その後、録画したい番組の録画予約を入れるという手順になるはずだ。さらに、その番組の録画が終わったら、毎週録画していた番組を翌週から再び録画するために、録画予約し直すことになる。ところが、BD-T2300では、「繰り返し録画」よりも「今回のみ録画」のほうが優先度が高いので、そのまま録画予約を入れてしまえば、それだけでOKということになる。

チャプター単位と"見どころ"別で切り替えられる録画リスト表示

録画リスト上では、録画した番組が、番組単位でアイコン表示される。ここで番組を選択すると、番組の最初から、あるいは途中まで再生した番組では再生したところから、再生がスタートすることになる。

チャプター表示(左)と見どころ表示(右)

BD-T2300では、録画リスト上での表示方法を変更することが可能。選択できる表示方法の1つは「チャプター単位」で、もう1つは「見どころ」だ。チャプター単位は、録画時、あるいは再生時に付けられたチャプターマークごとにサムネイル表示を行うもの。これは他社のレコーダーでも比較的一般的な機能。「見どころ」は、番組を時間軸で28分割し、それぞれをサムネイル表示するものだ。

このところ各社から、シーンでの検索機能を装備したレコーダーや録画テレビがリリースされている。BD-T2300の「見どころ」は、内容によってシーンが分けられているわけではなく、それらに比べると簡易的だ。しかし、時間軸での機械的な分割は、見たいシーンの時間がある程度分かっているときなどには便利な機能だ。

「ポップアップサーチ」ボタンで、再生中のタイトルの見どころがオーバーレイ表示される

なお、番組を再生中にリモコンの「ポップアップサーチ」ボタンを押すと、画面下部にそのタイトルの見どころの一覧が表示される。ここから見たいシーンを選択して、その位置にジャンプすることも可能だ。

3チューナーをフルに使える高機能なレコーダー

全録レコーダーとしてみた場合、BD-T2300は、連続録画したタイトルの移動が速い点以外は、チューナーの数など、やはり他機種と比べて見劣りする。1チャンネル連続録画は、「そういった使い方もできる機能」として捉えるべきものなのだろう。

一方、通常のレコーダーとして見た場合、その評価は大きく変わってくる。今回は"全録レコーダー"的な機能を中心に試用したため、全ての範囲を試したわけではないのだが、3チューナーによる3番組同時録画、さらに、ホームネットワーク上にあるDLNAに対応した機器との連携など、必要な機能はカバーし、さらにプラスアルファの魅力を備えたモデルといえるだろう。