Googleは、Web上で芸術作品を鑑賞できる「Googleアートプロジェクト」の参加美術館に関して、日本から新たに3館が加わったことを発表した。

MOA 美術館所蔵 尾形光琳作 国宝「紅白梅図屏風」

今回、同プロジェクトへの参加が発表されたのは、大阪市立美術館(大阪府)、MOA美術館(静岡県)、山種美術館(東京都)の3館。大阪市立美術館からは「重要文化財 潮干狩図(葛飾北斎筆)」など56作品、MOA美術館からは尾形光琳による国宝「紅白梅図屏風」など76作品、山種美術館からは竹内栖鳳の重要文化財「班猫」など58作品が提供される。これにより、合計190点(作家数は38名)が新たに閲覧可能となり、その中には国宝3点、重要文化財53点が含まれる。

また、これ以前にも、2012年4月には足立美術館(島根県)、大原美術館(岡山県)、国立西洋美術館(東京都)、サントリー美術館(東京都)、東京国立博物館(東京都)、ブリヂストン美術館(東京都)が同プロジェクトに参加し、国宝や重要文化財を含む計567点の芸術作品の高解像度画像を提供している。

なお、「Googleアートプロジェクト」は、Googleと世界40カ国から集まった200以上のアート パートナーによる共同プロジェクト。参加美術館から提供された芸術作品の画像を、オンラインで鑑賞できる。現在、同プロジェクトのサイトに掲載されている芸術作品は、彫刻から建築、デッサンなど4万点を超える。