Net Applicationsから2013年2月のモバイルOSシェアが発表された。もっとも注目すべきトピックとしてiOSの急激なシェア下落があげられる。2013年1月で60%の市場を持っていたiOSだったが、2月の調査結果では54%と5%以上もシェアを落としている。

代わりにAndroid、Java ME、Symbian、Windows Phoneなどが市場を拡大させている。Java MEとSymbianの方がAndroidよりもシェアを伸ばしているところが興味深い。

2012年2月モバイルOSシェア/円グラフ - Net Applications報告

2013年2月モバイルOSシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2013年2月モバイルOSバージョン別シェア/円グラフ - Net Applications報告

2013年2月モバイルOSバージョン別シェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 モバイルOS シェア 推移 備考
1 iOS 54.91% 大幅に下落
2 Android 25.65% 増加
3 Java ME 12.38% 増加
4 Symbian 3.38% 増加
5 BlackBerry 1.39% 微減
6 Windows Phone 1.24% 成長傾向
7 Kindle 0.63%
8 Bada 0.26%
順位 バージョン別モバイルOS シェア 推移 備考
1 iPad 33.59% 大幅に下落
2 iPhone 20.45% 減少傾向
3 Java ME 12.38% 増加
4 Android 2.3 9.04% 微増
5 Android 4.0 8.41% 微増
6 Android 4.1 4.90% 力強く成長
7 Symbian 3.38%
8 BlackBerry 1.39%
9 Android 2.2 1.30% 減少傾向
10 Windows Phone OS 7.5 1.22% 成長傾向

iOSの急下落からもわかるとおり、iOS搭載デバイスがともにシェアを落としている。特にiPadは3.5%弱も減少している。iPhoneも2%弱の減少が見られ、昨年6月より減少傾向が続いていることから次月の調査で20%を切る可能性もでてきた。

Androidに関しては減少傾向にあった2.3及び4.0と、4.1がシェアを増加させている。4.1の力強い成長は続いており、5%以上の市場を持つのも時間の問題といえる。トップ10圏外の4.2が伸びていないのが気になるが、最新モバイル/タブレットデバイスの4.2の更新や今後登場してくる4.2搭載のニューカマーの登場で状況は変わると思われる。