米ABI Researchは2月21日(欧州時間)、「ウェアラブル・コンピュータ」に関する最新の市場予測を行った。それによれば、来年にも同市場は爆発的普及を見せ、今後5年で2018年には4億8500万台規模に成長するという。

ウェアラブル・コンピュータ(Wearable Computer)というと、現在Appleなどが開発していると噂される高機能腕時計型デバイスや「Google Glass」などの製品が思い浮かぶかもしれないが、ABI Researchの定義によればNikeの「Fuel Band」のようなリストバンド型の健康器具だったり、位置情報を記録し続けるレジャーやセキュリティ用デバイスなど、あらゆる「身につけるコンピュータ」を指すようだ。

製品としては昔からあるものながら、比較的地味な存在だったこれらデバイスが、前出のようなAppleやGoogleらの開発している新型デバイスとして世に広くアピールされることで、市場創出効果を生み出すという分析だとみられる。特に「スマートウォッチ」についての言及が行われており、腕時計からリモートで電球のオン/オフが可能など、ホームオートメーションシステムの鍵としての活用が見込まれるとしている。