キヤノンは1月29日、デジタルカメラ「IXY」シリーズの新モデル「IXY 90F」を発表した。発売は3月中旬で、価格はオープン。推定市場価格は17,980円前後となっている。
エントリー機ながら、光学8倍ズームを搭載する薄型・スタイリッシュモデル。カメラとしてのスペックは、同日に発表された「IXY 110F」とほぼ同じで、Wi-Fi(無線LAN)接続機能の省略や背面モニターの小型化で価格が抑えられている。
カメラがシーンを自動認識し、最適な設定で撮影できる「こだわりオート」は、32シーンに対応。画質劣化を抑えながら16倍相当のデジタルズームを行う「プログレッシブファインズーム」など、使いやすい機能を搭載する。画像処理エンジンは「DIGIC 4」を採用。
主な仕様は撮像素子が有効約1,600万画素の1/2.3型CCDで、レンズの焦点距離が28~224mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.2~F6.9、対応感度がISO100~ISO1600となっている。モニターは約23万ドット・2.7型の液晶で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード。動画の記録画素数が1,280×720ドット。
バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約200枚だ。
サイズはW92.9×D21.6×H52.4mm、重量は本体のみで約117g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約133gとなっている。