ActiveImage Protectorの便利な機能

ActiveImage Protectorには、さまざまな機能がある。その中でも、ぜひ覚えておきたい便利な機能を紹介したい。まずは、シャットダウン時の自動バックアップである。あらかじめスケジュールバックアップを1つ作成しておく。[オプション]→[一般設定]から[シャットダウン]タブを選ぶ(図16)。

図16 [シャットダウン]タブ

ここで、[シャットダウン時のイメージ作成を有効にする]にチェックを入れ、バックアップのプロファイルを選択する。これで、シャットダウン時に、自動的にバックアップが行われる(図17)。

図17 シャットダウン時にバックアップを実行

当然であるが、バックアップが完了すると、PCもシャットダウンされる。こうすることで、バックアップの取り忘れもなくなり、バックアップの煩雑さからも解放される。これまで、バックアップを取るのが面倒であった人でも、負担なく日々のバックアップが可能となるであろう。

最後に、イメージの管理である。バックアップには、最初にフルバックアップを作成し、その後は前回のバックアップから変更のあった部分のみバックアップを行う増分バックアップがある。バックアップ時間を短縮できるメリットがあるが、すべてのバックアップファイルが必要となる(途中の増分バックアップファイルをなくすと復元できない)。バックアップファイルの管理もまた非常に面倒。ActiveImage Protectorでは、イメージ管理機能を使い、複数のバックアップファイルをまとめる機能がある。2つのまとめ方がある。

  • 統合(コンソリデート):複数の増分ファイルを1つに(バックアップファイルは2つになる)
  • 統合(ユニファイド):フルバックアップとすべての増分ファイルを1つに

これらを行うには、[ツール]→[イメージ管理]を選択する(図18)。

図18 イメージ管理

駆け足で、ActiveImage Protectorの機能を紹介してきた。初心者から上級者のすべてにとって、使いやすいバックアップソフトとなっている。従来のバックアップに不満を持っているのであれば、検討してみてはいかがだろうか。