米NVIDIAは1月6日(米太平洋時)、モバイル機器向けプロセッサの新製品「Tegra 4」を発表した。「Wayne」というコードネームで開発されていた製品で、ARMの最新型CPUコア「Cortex-A15」を4個搭載したクアッドコア構成。72個のカスタムコアを持つNVIDIA GeForce GPUを搭載する。従来モデルのTegra 3と比較し、6倍のGPU能力を持つという。
Tegra 4では、高性能な4つのメインコアと、コンパニオンコアと呼ばれる1つの省電力コアから構成される点は従来モデルと同様だが、コアの世代がARM Cortex-A9からCortex-A15に刷新。パフォーマンスが大きく向上した。また、Tegra 3では12個だったグラフィックコアをTegra 4では6倍の72個とし、グラフィック性能も大幅な強化が図られている。
GPUとCPU、そしてカメラのイメージ・シグナル・プロセッサの処理能力を融合し、ハイダイナミックレンジ(HDR)の写真やビデオを自動的に生成する「コンピュテーショナルフォトグラフィ・アーキテクチャ」といった機能も搭載する。搭載製品の発売時期等の詳細は現在のところ明らかにされていない。
(記事提供: AndroWire編集部)