どこでもコピーは、いわゆるOCRソフト。画面上に表示された文字をテキストに変換することができる。試しにノートPCでマイナビニュースを開き、AQUOS Phone Serieのカメラを起動して撮影。その画像をどこでもコピーで読み込んでみたが、高い精度でテキストが文字変換された。

どこでもコピーの利用イメージ。指で囲んだ範囲に含まれる文字が、テキストに変換される。カメラで撮影した画像でも利用可能だった(写真右)

辞書では、明鏡国語辞典MXやジーニアス英和辞典、百科事典などの内蔵辞書を利用できる。メール作成時などに呼び出して利用すれば重宝することだろう。なお、文字入力にはシャープ独自の「文辞技」を利用できる。誤用した言葉を入力した場合には、正しい変換候補が表示される。また、手書き入力も可能。ひらがな・カタカナ・漢字に対応しているので、ペンで紙に書くように、指で文章を書き進められる。

明鏡国語辞典MXなどの内蔵辞書を利用できる(写真左)。「ふいんき」と入力すると、「雰囲気」も入力候補にあがった(写真中)。手書き入力モードはカタカナ、漢字にも対応

そのほかの便利な機能

通話に関しても、シャープならではの先進技術が利用できる。ダイレクトウェーブレシーバーは、タッチパネル全面が振動することで通話相手の声を聞くことができるというもの。耳にあてる受話口を気にする必要がなくなり、加えて雑踏のなかでも聞き取りやすくなる。また、2つの内蔵マイクが音声と雑音を区別する「くっきりトーク」も搭載。周囲が騒がしい場所で通話してもこちらの声が明瞭に相手に伝わり、また通話相手にもこちらの声が聞こえやすい。

ワンセグは録画にも対応している。番組表を利用することも可能だ。また、シャープ製の液晶テレビAQUOSやAQUOSブルーレイ/DVDレコーダーを利用しているユーザーは、AQUOS Familinkが利用できる。番組を持ちだしてAQUOS Phone Serie SHL21で視聴することも可能。そのほか、シャープの電子書籍リーダー「GALAPAGOS」アプリもプリインストールしている。シャープユーザーが便利に利用できる配慮が行き届いていると言えるだろう。

AQUOS Familinkで、利用シーンが広がる。番組を持ちだしてAQUOS Phone Serie SHL21で視聴することも可能

シャープの電子書籍リーダー、GALAPAGOSアプリもプリインストールする

通信面では、LTE通信サービス「4G LTE」に対応。下り最大75Mbpsの通信速度で、ブラウジングやストリーミング動画などを快適に楽しむことができる。また、下り最大9.2MbpsのWIN HIGH SPEEDにも対応。そのほかNFC、おサイフケータイ、赤外線通信、Bluetooth 4.0、Wi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n)、Wi-Fi(2.4GHz/5GHz)、Eメール(@ezweb.ne.jp)、SMS、緊急速報メール、auスマートパスなどを利用することができる。Wi-Fiテザリング機能にも対応し、最大10台までのWi-Fi対応機器を接続可能だ。

(記事提供: AndroWire編集部)