KDDI(au)が11月上旬に投入した「AQUOS Phone Serie(セリエ)SHL21」は、シャープのAQUOS Phoneシリーズ最新機種だ。オリジナルUIの「Feel UX」や新搭載の「クイックツールボックスEX」など、使い勝手がよく考えられたオリジナル機能を満載する。スペック面では1.5GHzのデュアルコアCPUを採用し、約1,312万画素カメラを搭載、ワンセグやおサイフケータイ、防水防塵といったおなじみの機能も完備する。通信面では下り最大75Mbpsの「4G LTE」に対応している。本稿で主だった機能について紹介していこう。
外観をチェック
ディスプレイには約4.7インチHD(1,280×720ドット)液晶を搭載する。5インチに迫る大型ディスプレイを搭載するとあって、持ってみるとそれなりの重量感を感じる。重さは約148g。映像コンテンツを迫力の大画面で楽しめる端末の場合、気になるのは消費電力だが、本機種では新開発の「S-CGSilicon液晶システム」により、明るく鮮明な表示と高い省エネ性能を両立させた。これは液晶に搭載したメモリにキャッシュを保存させ、画像の書き換え回数を減らす技術だ。AQUOS Phone Serie SHL21ではこのほかにも便利な省エネ機能「エコ技」を標準搭載している。これについては別項で紹介する。
プロセッサにはMSM8960 1.5GHzデュアルコアCPUを採用。内蔵メモリはROMが約16GB、RAMが約1GBとなっている。外部メモリとして、最大64GBのmicro SDXCに対応する。
ディスプレイ背面に搭載する有効画素約1,312万画素のCMOSカメラでは、画像処理エンジン「ProPix」により暗い場所でもノイズのない明るい写真を撮影できる。光学手振れ補正も標準装備しており、ズーム時にも手振れが最小限に抑えられる。フルHD動画(1,920×1,080ドット)の撮影も可能。そのほか、カメラが約0.4秒で高速起動する「ON速起動」にも対応する。
内蔵バッテリーは2,040mAhの大容量。バッテリーカバーを外すと、micro SDカードスロット、およびau Micro IC Cardスロットが出現する。充電時間は約220分(共通ACアダプタ04[別売]使用時)で、連続通話時間は約910分。連続待受時間は約610時間(3G)/約570時間(LTE)となっている。