富士通は27日、富士通研究所の動作推定技術を用いて開発した愛犬用歩数計「わんダント」および同製品向けのクラウドサービスを発表した。11月28日より提供を開始する。

わんダントは、携帯電話の開発で培った「人にやさしいセンシング技術」(同社)を応用した犬専用の歩数計で、愛犬の首輪に装着することで歩数などのデータを自動で測定・蓄積できる。同製品向けのクラウドサービスでは、わんダントで取得したデータをグラフ化し、専用のWebサイトを介して閲覧することができる。わんダントからクラウドサービスへのデータ転送は、FeliCa対応のスマートフォンやパソコンを利用する。

わんダントおよび専用クラウドサービスの利用イメージ

わんダント取得できるデータは、愛犬の運動量をチェックできる「歩数」、ストレスチェックが可能な「震え(ぶるぶる動作)」、熱中症対策などに活用できる「温度変化」。このほか、専用Webサイトからクラウドサービス上に食事の内容や量、排泄物の状態などを記録する日記機能も搭載する。

今後同社は、わんダントの機能・サービスを拡充する方針。アニコム ホールディングスと日本獣医生命科学大学の敏紀教授と協力し、2013年1月にペットの行動および健康に関する共同研究を実施する予定だ。

(記事提供: AndroWire編集部)