Windows 8時代の「LaVie Z」はどう違う? - モバイルにうれしい高速レスポンス

OSがWindows 8になったことで、Lavie Zの使い勝手はどう変わったのだろうか? また、前モデルとパフォーマンスに差はあるのだろうか?

そこでまず、ベンチマークソフトのPCMark7(Advanced Edition v1.0.4)を使って性能をチェックしてみたところ、PCMarkスコアは4637となった。当然と言えば当然だが、CPUやメモリなどのハードスペックに変更がないため、スコアも前モデルとほぼ同じような数値になっている。

ベンチマークソフトのPCMark7(Advanced Edition v1.0.4)を使って性能をチェックした結果。PCMarkスコアは4637となり、前モデルと同程度だった

Windowsエクスペリエンス インデックスでは、プロセッサが7.1、プライマリ ハードディスクが8.1と非常に高い数値になり、HDDに比べ高速なSSDを採用している効果が表れている。一方、グラフィックスは4.6と低めだが、用途を考えれば必要十分なスコアだろう。

Windowsエクスペリエンスインデックス
プロセッサ 7.1
メモリ 5.9
グラフィックス 4.6
ゲーム用グラフィックス 6.2
プライマリハードディスク 8.1

そして、モバイルノートで気になるのがバッテリ駆動時間だ。そこでBBenchで「Web巡回間隔:60秒」、「キーストローク間隔:10秒」に設定し、画面輝度をちょうど中間の辺りにしてチェックしてみたところ、約4時間21分という結果になった。

本体の軽さや13インチという画面サイズを考えれば十分健闘していると言えるだろう。なおLaVie Zには電源プランに電力消費を抑えるECOモードもあるので、それを選べばより長時間の駆動が可能だと推測できる。

ちなみに、Windows 8は起動やレスポンスが速いなど、モバイルノートにはとくに大きなメリットのあるOSである。Lavie Zでも、電源オフからの起動、スリープ状態や休止状態からの復帰ともに非常に高速だった。

LaVie Zには前モデルから約2秒で高速起動できるクイックパワーオン機能が搭載されているが、本機は通常の起動も非常に速い。クイックパワーオンとの使い分けに悩みそうなくらいだ。

LaVie Zの電源プラン設定画面。今回は標準のLaVieプランを選び、輝度を半分ほどに落とした状態でBBenchを実行している。電力消費を抑えるECOモードを選べば、より長時間駆動できるはずだ

また、タッチ操作に最適化されたUIを採用するWindows 8では、マルチタッチジェスチャーが便利だ。Lavie Zはタッチパネルこそ搭載していないが、タッチパッドがボタン一体型のため操作スペースが大きく、ジェスチャーしやすい。Windows 7を使っているときはタッチパッドよりもマウスの方が個人的に使いやすいと思ったが、本機の場合はタッチパッドだけでも十分使いやすいと感じた。

ボタン一体型のタッチパッド。操作スペースが広いため、ピンチなどのマルチタッチジェスチャーが操作しやすい

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