シャープは11月21日、ロボット掃除機「COCOROBO(ココロボ)」シリーズの新モデル「RX-V60」を発表した。発売は12月13日で、価格はオープン。推定市場価格は、75,000円前後となっている。
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シャープ独自の「強力吸じんシステム」と人工知能「ココロエンジン」を搭載するロボット掃除機「ココロボ」シリーズの新モデル。直径が29.9cmと、現行モデルの「RX-V100」「RX-V80」より4.7cm小さくなっている。同社によれば、RX-V100とRX-V80の発売以降、「もっとコンパクトなモデルが欲しい」という声が寄せられたとのことで、日本の住宅事情に合わせたコンパクトモデルとして本製品をリリースすることとなった。
5cmほども小さくなったことで、より小回りが利くようになった。21日に開かれた報道関係者向けの発表会で登壇したシャープ健康・環境システム事業本部のランドリーシステム事業部長・阪本実雄氏によれば、ココロボを動作させる際、本体幅に5cmほどの余裕を持たせた通り道が必要とのこと。
つまり、新モデルRX-V60を動作させる際は35cm程度の通り道を空けておく必要があるが、阪本氏によれば、「大型家具店に置かれているダイニングチェアの80%が、脚幅35cm以下だった」という。ちなみに、従来モデルで通れるサイズとなる40cm以上の脚幅となると、同調査では30%ほどしかなかったそうだ。
このように大幅な小型化が図られつつも、ロボット掃除機としての要である高速回転ターボファンや超音波センサー、駆動車輪などは従来モデルと同等のものが採用されている。ほぼレイアウトの最適化のみで、小型化が行われたとのことだ。ただし、バッテリーは小型化されたため、最長稼働時間のみ約50分と短くなっている。
また、本シリーズの特徴であるコミュニケーション機能もRX-V100、RX-V80に引き続き搭載。「いてっ」(障害物にぶつかった際)、「わかった!」(動作を受け付けた際)など、状況に応じた台詞をしゃべるほか、充電量などに応じて気分が変化する点も同様だ。対応言語は日本語(関西弁も可)のみ。
主な仕様は、最大稼働面積が約16畳、高速回転ターボファンの回転数が約14,000回/分、内蔵バッテリーの充電時間は約2時間となっている。充放電回数の目安は約1,200回。
本体サイズはW299×D299×H95mm、重量は2.5kg(バッテリー含む)だ。