「モバイルSuica」や「楽天Edy」、「nanaco」といった電子マネーを利用でき、端末をかざして自動改札を通ったり、支払いをすることが可能。携帯電話でおサイフケータイを利用しているという人も、悩むことなくMOTOROLA RAZR Mに乗り換えることができ、現在利用中の電子マネーを継続して利用できるだろう。
MOTOROLA RAZR Mのカメラ機能も押さえておきたい。MOTOROLA RAZR Mは、背面のメインカメラに約800万画素CMOS、前面のサブカメラに約30万画素CMOSを搭載している。カメラ機能では、6枚の写真を高速連写できる「マルチショットモード」を搭載。小さい子供やペットの動物など、動きのすばやい被写体でも連写で撮影して、写りのよい1枚を選ぶことが可能だ。また、動画撮影の途中で、撮影を止めることなく静止画を記録することもでき、動画も写真も撮りたいといった場面でも役立つことうけあいだ。
独自アプリとしては、スマートフォンの操作方法をわかりやすくレクチャーしてくれる「Guide Meアプリ」を標準搭載している。「アプリ」や「設定」といったカテゴリーから、知りたい操作方法を選択することで、実際の画面を表示し、操作手順が順を追って紹介される。スマートフォンを初めて利用するという人も安心して使うことが可能だ。
長時間駆動が特徴のMOTOROLA RAZR Mだが、さらにバッテリーを節約したいときには、標準搭載の「SMARTACTIONS」を利用するとよいだろう。SMARTACTIONSは、あらかじめ条件を登録しておくことで、その条件を満たしたときに設定などが自動で変更されるという自動化アプリだ。たとえば、自宅ではWi-Fiをオンにし、外出先ではオフにするといった設定が可能。
条件を満たしたときに設定などを自動で変更する「SMARTACTIONS」 |
条件と動作を組み合わせて自動化を設定できる |
あらかじめ複数の組み合わせが用意されていて、すぐに設定できるほか、端末の使用状況によって提案も行われる |
SMARTACTIONSの条件には、場所や時間、端末の動き、バッテリー残量などを登録できる。条件を満たしたときの動作としては、Wi-FiやGPS、バックグランド同期のオン・オフ、画面の明るさの調整、マナーモードへの切り替えなどを行える。さらに、端末を使っていくことで、自分に合った設定を提案してくれる機能もあり、MOTOROLA RAZR Mを手軽に、より快適にカスタマイズできる。
もちろん、Google Playからさまざまなアプリをインストールすれば、端末を自分の好きなようにカスタマイズすることが可能だが、MOTOROLA RAZR Mは、Guide MeアプリやSMARTACTIONSをはじめとして、最初から使いやすくなっているのが特徴だ。
上記の2アプリ以外では、たとえばロック画面のボタンをタッチすると、4つのメニューが表示され、右にスライドしてロック解除できるほか、左にスライドすればカメラ、上にスライドすれば電話アプリを直接起動できるようになっている。
また、ホーム画面を左から右にスライドすれば、Wi-FiやGPSなどをオン・オフできるクイック設定画面をすばやく表示可能。ホーム画面には、時計や天気、バッテリー残量を確認できるウィジェットが最初から配置されている。さまざまな便利な機能を手を加えることなく、すぐに利用可能だ。
もちろん、性能面でも遜色なく、1.5GHzデュアルコアCPU搭載による高速処理で快適な操作を体感できる。たとえば、標準搭載されているWebブラウザの「Chrome」などは、9月のRAZR Mの発表イベントで紹介されたところによると(その時点でiPhone 5はまだ発表されていない)、チューニングにより高速化が図られ、iPhoneの「Safari」と比べても、40%速いということだった。ライトユーザーから最先端ユーザーまで、幅広い層に快適に使える端末だといえるだろう。
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ソフトバンクモバイル初のMotorola製スマートフォンとなる「MOTOROLA RAZR M」は、約4.3インチの有機ELディスプレイを備え、コンパクトボディに仕上げられた「フルスクリーンフォン」。MotorolaのRAZRシリーズならではの薄型、軽量、堅牢性を実現しながら、1.5GHzのデュアルコアCPUや大容量バッテリーを搭載し、デザイン、スペックの両面で優れた1台となっている。加えて、下り速度76MbpsのSoftBank 4Gに対応するほか、プラチナバンドにも対応し、高速通信や繋がりやすさにも期待できる。
グローバルモデルをベースとしながらおサイフケータイに対応しており、日本のユーザーにも親しみやすい。加えて、操作方法をレクチャーしたり、バッテリーを節約できる独自機能を搭載するので、幅広い層にとって快適に使える端末だといえる。興味を持ったユーザーは、ぜひ店頭で画面や端末のサイズを確認し、操作感などを試してみてはいかがだろうか。