Appleは23日(米国時間)、デザインを一新した新「iMac」を発表した。21.5インチモデルは11月より、27インチモデルは12月より、それぞれ発売する。価格は、21.5インチモデルが108,800円より、27インチモデルが154,800円より。
ディスプレイのエッジ部の厚みがわずか5mmと、これまでよりさらにスリム化を図ったiMac。ディスプレイも新設計で反射を75%低減しており、さらに美しい表示となった。 第3世代Intel Coreプロセッサ、NVIDIAグラフィックスなどを搭載し、性能も向上している。
注目すべきは、Apple Online Storeの構成オプションとして用意されている「Fusion Drive」。フラッシュストレージとHDDを組み合わせてひとつの論理ドライブとして扱うことで、フラッシュストレージの高速さ・パフォーマンスとHDDの大容量の双方の利点を得られる仕組みだ。
21.5インチモデル
21.5インチモデルはCPUやグラフィックスなどの異なる2つのグレードが用意されている。下位モデルは価格が108,800円で、CPUに2.7GHzのクアッドコア Intel Core i5プロセッサ(Turbo Boost時最大3.2GHz)を搭載。メモリは1,600MHz DDR3 SDRAM 8GB(4GB×2)、ストレージは1TB HDD。グラフィックスはNVIDIA GeForce GT 640M(512MB)となる。
上位モデルは価格が128,800円で、CPUは2.9GHzのクアッドコア Intel Core i5プロセッサ(Turbo Boost時最大3.2GHz)、グラフィックスはNVIDIA GeForce GT 650M(512MB)を搭載する。
このほか、オンラインのApple Storeではメモリの16GBへの増設や3.1GHz クアッドコア Intel Core i7プロセッサへの変更(上位モデルのみ)、1TB Fusion Driveへの変更(上位モデルのみ)が可能だ。
インタフェースはIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0、USB 3.0×4、Thunderbolt×2、ヘッドホン出力/光デジタルオーディオ出力兼用×1、SDXCカードスロット、FaceTime HDカメラなど。サイズ・重量は、W528×D175×H450mm、重量は5.68kg。
27インチモデル
27インチも2つのグレードを用意。下位モデルは価格が154,800円で、2.9GHzのクアッドコア Intel Core i5プロセッサ(Turbo Boost時最大3.2GHz)、メモリは1,600MHz DDR3 SDRAM 8GB(4GB×2)で、ストレージは1TB HDD。グラフィックスはNVIDIA GeForce GT 660M(512MB)を搭載する。
上位モデルは価格が168,800円で、CPUが3.2GHzのクアッドコア Intel Core i5プロセッサ(Turbo Boost時最大3.6GHz)、グラフィックスはNVIDIA GeForce GT 675MX(512MB)を搭載する。
また27インチモデルはSO-DIMMスロット×4本にユーザーの手でメモリの増設が可能。購入時にメモリを16GB/32GBに増量したり、ストレージを3TB HDDや1TB/3TBのFusion Drive、768GBのフラッシュストレージに変更したりすることも可能。また上位モデルでは、CPUを3.4GHzのクアッドコアIntel Core i7(Turbo Boost時最大3.6GHz)に変更したり、グラフィックスをNVIDIA GeForce GTX 680MX(2GB)に変更することも可能。
搭載インタフェースは21.5インチモデルと共通。サイズ・重量は、W650×D203×H516mm、9.54kg。