富士通は19日、個人向けPCの2012年冬モデルの1つとして、液晶一体型のデスクトップPC「ESPRIMO FH」シリーズの新製品を発表した。10月26日の提供開始を予定している。
今回のリニューアルでは23型液晶搭載の上位モデルでデザインを一新。ディスプレイ部は前モデルよりも約1cm薄型化し、本体重量は約1.6kgの軽量化を行なっている。スピーカーはパイオニア製で8W+8Wの大口径トラック型。前モデルに引き続き、DTS Ultra PC II Plus、パワーオフスピーカー機能は搭載されている。
電源オフ状態から最速約1.5秒でテレビが観られる3波クイックテレビと、外出先からのスマートフォン/Ultrabookなどによる録画予約は、23型の2モデルと21.5型の上位モデル「FH56/JD」が対応。下位モデル「FH54/JD」も3波の視聴が可能だ。
ESPRIMO FH98/JD
最上位モデルの「ESPRIMO FH98/JD」は店頭予想価格が27万円強。タッチパネル対応の液晶を搭載し、Windows 8のタッチ操作が快適に行なえる。また、チャームの表示、写真の先送り/戻しなどを視線で操作する機能も搭載する。Blu-ray Discドライブはスロットイン式で、メディアを挿入するだけでPCが起動する。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-3630QM(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージが約3TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応Blu-rai Discドライブ(スロットイン式)、ディスプレイが23型ワイドLEDバックライト付TFTカラー液晶(1,920×1,080ドット、フルフラットファインパネル/IPS、タッチパネル搭載)、OSがWindows 8 64bit版。
インタフェースは、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0+HS、USB 3.0×3、USB 2.0×3(うち1つは電源オフUSB充電機能搭載)、HDMI入力、マイク入力/ライン入力兼用×1、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリーカードスロット/メモリースティック対応)、約92万画素Webカメラ、3波対応ハイビジョンテレビチューナー×2など。サイズ・重量は、W571×D209×H437mm、約9.8kg。
ESPRIMO FH77/JD
もうひとつの23型モデル「ESPRIMO FH77/JD」は店頭予想価格24万円前後。カラーバリエーションはシャイニーブラックとスノーホワイトの2色。
こちらはタッチパネル非対応。代わりにポインティングデバイスとして、ワイヤレスマウスに加えて「ワイヤレスタッチパッド」が付属する。このパッドデバイスで、マルチタッチを利用したWindows 8の操作を離れた位置からでも行なえる。視線コントロールにも非対応だ。
CPUやストレージなどの仕様は「FH98/JD」と同じで、ディスプレイにタッチパネル機能がないことと背面のナノイー発生ユニットがないことがハードウェア的な相違点。サイズ・重量は、W571×D209×H431mmで約8.9kgとなる。
ESPRIMO FH56/JD
21.5型の2モデルのうち、上位モデルとなるのが「ESPRIMO FH56/JD」。店頭予想価格は21万円強となる。カラーはシャイニーブラック、スノーホワイト、ルビーレッドの3色。
CPUなどがアップデートされたことを除けば前モデルから大きな変更点はないが、IPS液晶にオンキヨー製スピーカー(DTS Ultra PC II Plus/パワーオフスピーカー対応)など、高いエンターテイメント性能を備える。前述のとおり、3波クイックテレビと外出先からの録画予約に対応だ。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-3630QM(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2、最大16GB)、ストレージが約2TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応Blu-rai Discドライブ、ディスプレイが21.5型ワイドLEDバックライト付TFTカラー液晶(1,920×1,080ドット、フルフラットファインパネル/IPS)、OSがWindows 8 64bit版。
インタフェースは、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0+HS、USB 3.0×3、USB 2.0×3(うち1つは電源オフUSB充電機能搭載)、HDMI入力、マイク入力/ライン入力兼用×1、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリーカードスロット/メモリースティック対応)、約92万画素Webカメラ、3波対応ハイビジョンテレビチューナー×2など。サイズはW518×D175×H410mm(最小傾斜時)、W518×D306×H358mm(最大傾斜時)。重量は約7.6kg。
ESPRIMO FH54/JD
21.5型モデルのエントリー機「FH54/JD」は、店頭予想価格が16万円前後。カラーバリエーションはシャイニーブラックとスノーホワイトの2色。
主な仕様は、CPUがIntel Core i3-3110M(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000、メモリがPC3-12800 4GB(4GB×1、最大16GB)、ストレージが約1TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応Blu-rai Discドライブ、ディスプレイが21.5型ワイドLEDバックライト付TFTカラー液晶(1,920×1,080ドット、スーパーファインVX IPS液晶)、OSがWindows 8 64bit版。
インタフェースは、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0+HS、USB 3.0×3、USB 2.0×3(うち1つは電源オフUSB充電機能搭載)、HDMI入力、マイク入力/ライン入力兼用×1、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1、ダイレクト・メモリースロット(SDメモリーカードスロット/メモリースティック対応)、約92万画素Webカメラ、3波対応ハイビジョンテレビチューナー×1など。サイズはW518×D175×H410mm(最小傾斜時)、W518×D306×H357mm(最大傾斜時)。重量は約7.2kg。