ヤマハは10月18日、ネットワークCDプレーヤー「CD-N500」を発表した。発売は12月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は60,000円前後となっている。

カラーはブラックとシルバーがラインナップされる

CD再生とDLNA1.5対応のネットワークオーディオ、2つの機能を搭載するプレーヤー。192kHz/24bitのFLAC/WAV再生など、CDを超える音質のハイレゾ音源を楽しむことができる。

CDプレーヤーとネットワークオーディオは、独立した電源が備えられているほか、筺体内部でそれぞれの基板がブロック化されている。これにより、音声信号が相互干渉するのを防ぐほか、音声信号経路の短縮、DAC部を電源から遠ざけるレイアウトなどとも相まって、音の純度を損なわない再生が可能だ。

また、本体トップカバーとシャーシ底面は、鉄製の制振板が併用されたダブルトップ&ボトム構造となっている。さらに、CDプレーヤーのメカ部分とシャーシは独自のローダーサポートを用いて取り付けられており、剛性が強化されている。そのほかにも、光ピックアップにCD専用のものを採用、ディスクに合わせたサーボコントロールを行うインテリジェントデジタルサーボなど、オーディオプレーヤーとしての品質を重視した構造設計や部品選びが行われている。

ネットワークオーディオ機能では、NAS(ネットワークHDD)やPCにダウンロードした音楽ファイルを再生できるほか、インターネットラジオ「vTuner」にも対応。「radiko.jp」への対応も予定されている。

iPhoneなどのiOS端末やAndroid端末向けに操作用アプリ「NETWORK PLAYER CONTROLLER」が用意されており、スマートフォンなどでリモート操作を行うことも可能。手元でアルバムアートや楽曲情報を確認しながら操作できるうえ、同アプリのプレーヤー機能を使用してスマートフォンから楽曲のワイヤレス再生も行える。

主な仕様は次の通り。出力レベルは2.0±0.3V(1kHz、0dB、Fs 44.1kHz)、周波数特性はCDプレーヤーが2Hz~20kHz、ネットワークオーディオ部がfs48kHz:2 Hz~24kHz(-3dB)・fs96kHz:2Hz~48kHz(-3dB)・fs192kHz:2Hz~96kHz(-3dB)、ダイナミックレンジが100dB以上、S/N比が110dB以上(1kHz、0dB、fs44.1kHz)となっている。CDプレーヤー部の対応メディアはCD-DA、CD-R/RWで、MP3、WMAの再生にも対応。ネットワークオーディオ部の対応フォーマットはMP3、WMA、AAC、WAV、FLAC、Apple Lossless。

接続インタフェースは、光デジタル出力×1系統、同軸デジタル出力×1系統、アナログRCA出力×1系統のほか、USBポート×1基、LANポート×1基(100BASE-TX/10BASE-T)を備える。

消費電力は28W、待機時消費電力は3.5W(エコスタンバイ時:0.35W)。サイズはW435×D313.3×H96mm、重量は5.25kgとなっている。