ワコムは17日、同社の液晶ペンタブレット「DTU-2231」が、資生堂のWebカウンセリングサービスにおける入力デバイスとして採用されたと発表した。同製品は、ビューティーコンサルタントが顧客へ化粧品の使い方や手順などを説明する際の手書き用デバイスとして活用されるという。

同製品を使用したWebカウンセリングイメージ

今回採用された「DTU-2231」は、フルHD対応の21.5型ワイドモニターを備えた液晶ペンタブレット。さまざまな顧客情報を表示しやすい画面サイズであるほか、筆圧をいかした細かい描写にも対応可能であることなどから、同製品の採用に至ったという。

今後はブラシのような表現ができるペン種や、描いたラインにぼかしを入れる、塗ると艶が出る口紅の表現の追加など、実際に化粧する感覚で使えるように機能アップを図るとのこと。あわせて、双方向ビデオチャットへの取組みや、サービス対応製品の拡大なども予定されているという。

資生堂のWebカウンセリングサービスは、ビューティーコンサルタントがメイクの描き方を手書きで示すなどの実演をWeb上で行い、顧客と情報を共有するもの。手書きによるコミュニケーションを採用することで、店頭における対面カウンセリング同等のわかりやすいカウンセリングを目指していく。