米Microsoftは10月11日(現地時間)、次期OfficeスイートとなるOffice 2013の開発を完了し、RTM版(Release To Manufacturing version:製造工程版)に達したことを同社公式ブログの一つ「Office News」で発表した。同社のOffice部門コーポレートバイスプレジデントであるKirk Koenigsbauer(カーク・ケーニヒスバウアー)氏の名前で投稿された記事では、OfficeアプリケーションとWindows 8の親和性を強調し、サーバーやクラウドサービスなど多岐にわたって活躍すると述べている。

一般販売は2013年第一四半期に予定されており、2012年10月19日以降にMicrosoft Office 2012を購入したユーザーは、無料で次期Officeスイートを無償で受け取れる権利が付与される。なお、同年10月26日発売予定のWindows RTに含まれるOfficeスイートは、以前の発表どおりプレビュー版が搭載され、今後アップデート版が提供される予定だ。

また、2012年11月からはOffice 365 Enterpriseへのアップデートサービスを提供し、ソフトウェアアシュアランス付きのボリュームライセンスユーザーも、Office 2013アプリケーションおよびSharePoint 2013、Lync 2013をボリュームライセンスサービスセンター経由で入手可能になる。TechNetおよびMSDN購読ユーザーは、同時期にダウンロード可能になる予定だ。