インターコムは、オフィスPCの総合的な節電や節約を支援するソフトウェア「Ultra EcoPC(ウルトラ エコピーシー)」に新機能を追加した最新バージョン(Ver.1.0.1.0)を9月27日より提供開始した。

同ソフトウェアのパソコンの省電力化機能では、モニターの電源やHDDの電源を自動的にOFFにするタイミング、あるいはスリープ状態や休止状態へ移行するタイミングをスケジュール機能で管理することができる。最新バージョンでは、新たにディスプレイの輝度を調整することで節電を図る機能を搭載。ディスプレイの輝度を変更するタイミングについても同様にスケジュール化できるため、ピークシフトを実現する上で、より柔軟な電源管理が可能となった。

同社は、節電効果の一例として自社の測定環境を公開。同商品の使用前と比べて約35.6%のPC節電を実現しているという。

PC1台あたりの消費電力量の比較(2012年8月 同社調べ)

これは、事務職の従業員が1日(合計10時間)PCを使用するにあたり、常時通電で使用した場合と同商品の「パソコンの省電力化機能(標準の省電力設定)」を使用した場合の消費電力量をそれぞれ同商品上で測定したもの。この結果、同商品未使用(常時通電)時が0.85kWhであったのに対して、使用時が0.55kWhとなり、同商品の使用による約35.6%の節電を実現した。なお、測定結果は一例であり、PCの環境や利用状況によって効果は異なるとしている。