東芝は25日、2.5型HDDにNAND型フラッシュメモリを搭載し、高速での書き込みや読み出しなどの高性能を実現したハイブリッドドライブの製品化を発表した。容量が1TBの「MQ01ABD100H」と750GBの「MQ01ABD075H」の2製品を、本日からサンプル出荷する。
磁気ディスクに加え、8GBのNAND型フラッシュメモリをキャッシュメモリとして活用し、大容量と高性能を両立。書き込みや読み出しなどの性能は、従来の同社製HDDと比べ約3倍高速化していいるという。また、2.5型のHDDをそのまま置き換えることが可能なので、既存のシステムのパフォーマンス向上に貢献するとしている。
データの記録については、メモリの書き換え負荷の平準化技術などをはじめ、データのアクセスパターンを学習するアルゴリズムを採用し、高頻度で要求されるデータをフラッシュメモリに保持することで、読み出しの高速化を実現する。
インタフェースはSATA 3.0、回転数は5,400rpm。NAND型フラッシュメモリタイプは32nm SLC。本体サイズはW69.85×D100×H9.5mm。重量は112g。