大日本印刷は富士通フロンテックと共同で、UHF帯RFIDタグ「書類管理用ラベルタグ」の新製品を11月末から販売開始すると発表した。同製品は国内のUHF帯新周波数(920MHz)に対応し、従来製品と比べて約50%の低価格化が図られている。

新しい書類管理用ラベルタグは、1~2mm間隔に重なった状態でも、1000枚の書類を約30秒で読み取ることが可能。通信距離も6~7m(同社測定環境での数値)と長く、書類管理業務を効率化できる。

UHF帯新周波数に対応した書類管理用ラベルタグ

両社は2009年9月に、1~2mm間隔で重なっていても情報を読み取れるUHF帯RFIDタグ「書類管理用ラベルタグ」を製品化し、現在までに合計500万枚を出荷している。今回の新製品は、アンテナ設計技術やタグ製造技術が改善され、国内新周波数(920MHz)に最適化された性能と従来製品の約50%となる低価格化が実現されている。

価格は10万枚ロットの場合で1枚あたり18円。同社は今後3年間で10億円の売上を目指すとしている。