環境を復元してみよう

同DVD-ROMからコンピューターを起動しますと、最初に言語やキーボードレイアウトの選択をうながされますので、適切な項目を選択してください。そのまま先に進みますと、Windows 8のインストールを始められますが、ここでは「コンピューターを修復する」を選択します。するとWindows 8のオプション選択が始まりますので、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「イメージでシステムを回復」とクリックしてください。最後に復元対象となるOSを選択すれば、復元操作を行うウィザードが起動します(図11~15)。

図11 システム修復ディスクからコンピューターを起動し、キーボードレイアウトとして「Microsoft IME」をクリックします

図12 オプションの選択をうながされます。「トラブルシューティング」をクリックします

図13 各種操作が列挙されます。この画面では「詳細オプション」をクリックしてください

図14 これで詳細オプションが表示されました。「イメージでシステムを回復」をクリックします

図15 最後に復元対象となるOSを選択します。通常は「Windows 8」と表示されますので、同箇所をクリックしてください

こちらの手順もWindows 7と同じですが、図18の操作は少々煩雑ですので、少々解説を加えましょう。まず、パーティションの再分割が必要な場合は<ディスクをフォーマットしてパーティションに再分割する>にチェックを入れてください。また、ディスク用のデバイスドライバーが必要な場合は<ドライバーのインストール>ボタンをクリックすると現れるダイアログから、デバイスドライバーを選択します。

他の操作はウィザード形式ですので、特に戸惑う場面は少ないでしょう。そのままウィザードを先に進めれば、復元作業を終えた後にコンピューターが再起動します(図16~22)。

図16 これで復元操作を行うウィザードが起動しました。自動選択されるシステムイメージ、もしくは<システムイメージを選択する>を選び、古いシステムイメージを選択してから<次へ>ボタンをクリックします

図17 復元方法の選択をうながされます。必要な操作を行ってから<次へ>ボタンをクリックしてください

図18 図17で<詳細設定>ボタンをクリックしますと、画面のようなオプション設定を選択できます。初期状態でいずれも選択されていますので、わざわざ操作する必要はありません

図19 これで復元操作の準備が完了しました。問題がなければ<完了>ボタンをクリックします

図20 データの上書き許可を求めるダイアログが現れます。もちろん<はい>ボタンをクリックしてください

図21 これで復元作業が始まります。完了までしばしお待ちください

図22 作業が完了するとコンピューターの再起動するカウントダウンが始まります。すぐに再起動する場合は<今すぐ再起動する>ボタンをクリックしてください

このような操作でWindows 8においても、フルバックアップおよび復元操作が可能です。Windows 8はバックアップスタイルが異なりますので、本操作は必ずしも必要ではありません。しかし、従来のスタイルでコンピューターを運用する場合は、本機能を活用して安全な環境を目指してください。

阿久津良和(Cactus