ペンタックスリコーイメージングは8月23日、コンパクトデジタルカメラ「PENTAX X-5」を発表した。発売は9月13日で、価格はオープン。推定市場価格は3万円台半ばとなっている。

「PENTAX X-5」

一眼レフ風のデザインに26倍の高倍率ズームレンズを搭載するレンズ一体型カメラ。レンズの焦点距離は22.3mm~580mm(35mmフィルム換算時)で、広角撮影から超望遠撮影まで幅広く対応するほか、被写体に1cmまで近寄れるマクロモードも備えている。また、光学ズームと同等の画質を維持しつつデジタルズームを行う「インテリジェントズーム」機能併用時は、最大約187.2倍相当の高倍率ズームが可能。

望遠時に発生しやすい手ぶれ対策としては、センサーシフト式の「SR(Shake Reduction)」と電子式両方を併用する「デュアル手ぶれ補正」を備える。また、本体上部には電子ビューファインダーを搭載。カメラをしっかりとホールドして撮影することで手ぶれを抑えることが可能だ。

その他の主な仕様は、撮像素子が有効約1,600万画素・1/2.33型CMOSセンサー(裏面照射型)、レンズの開放F値がF3.1~F5.9、対応感度がISO100~ISO6400となっている。背面のモニターは約46万ドット表示・3型の液晶方式(上に約90度、下に約60度のチルトが可能)、電子ビューファインダーは約23万ドット表示、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約75.3MB)。動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドットだ。

バッテリーは単3形電池×4本を使用。CIPA準拠の撮影可能は約330枚となっている(アルカリ電池使用時)。

サイズは約W120×D106.5×H86.5mm、重量は本体のみで約507g、電池とSDカードを含む状態で約599gだ。