MTBFが100万時間のNAS向けHDD

Western Digitalの「WD Red」は、1~5ベイのNAS用に特化して開発されたという3.5インチHDDの新シリーズ。容量は1~3TBの3モデルが用意されており、価格は1TBの「WD10EFRX」が8,300円前後、2TBの「WD20EFRX」が10,000円前後、3TBの「WD30EFRX」が14,500円前後。

Black/Green/Blueに加え、新たにNAS向けのRedシリーズが登場

Redシリーズの特徴。通常のHDDよりもMTBFが35%向上しているという

WD Redは、NAS向けに最適化されたファームウェア「NASware」を搭載し、NAS/RAID環境での最適なパフォーマンスとデータ保護を実現。また常時稼働を前提に設計されており、高耐久性、省電力性も特徴となっている。NASだけでなく、常時稼働の録画用マシンなどにも適しているだろう。

インタフェースはSATA3、回転数は可変(IntelliPower)、キャッシュは64MB。MTBF(平均故障間隔)は100万時間で、保証期間は3年だ。容量ごとのスペックは以下の通り。

■各モデルの仕様(右端は比較用のGreenシリーズ)
型番 WD10EFRX WD20EFRX WD30EFRX WD30EZRX
容量 1TB 2TB 3TB
重量 0.45kg 0.635kg 0.73kg
騒音(アイドル時) 21dBA 23dBA 24dBA
騒音(Seek Mode 0) 22dBA 24dBA 29dBA
消費電力(動作時) 3.70W 4.40W 6.00W
消費電力(アイドル時) 3.20W 4.10W 5.50W
消費電力(スタンバイ) 0.60W 0.80W

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