NECは13日、同社のビジネス向けタブレットPC「VersaPro タイプVZ」にて、ディスク暗号化ソフトのタッチパネル認証に対応したと発表した。タブレットPCにおける主要なディスク暗号化ソフトウェアのタッチパネル認証は国内初。
今回の認証は、ディスク暗号化ソフトウェア「Full Disk Encryption」でデータの暗号化を行ない、OS起動前のパスワード認証時に表示されるキーボードでパスワードをタッチ入力できるもの。従来Windows 7搭載タブレットPCでディスク暗号化を行う場合、OS起動前に認証パスワードを入力するため、タブレットに外付のキーボードを接続する必要があった。
同社のビジネス向けタブレット「VersaPro タイプVZ」と、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジー社が7月下旬に発売予定の「Full Disk Encryption」 Ver.7.4.8 HF1(標準価格 1ライセンス19,000円、プログラムCD 8,000円)の組み合わせで可能となる。
同社では今回の対応により、タブレットPCの携帯性を損なうことなく盗難・紛失時の情報漏えい対策が可能としている。