米Facebookは6月25日(現地時間)、最高執行責任者(COO)のSheryl Sandberg氏が取締役に就任したことを発表した。同社初の女性取締役の誕生だ。

Sandberg氏はクリントン政権下で財務長官主席補佐官を務め、その後Googleにおいてグローバルオンラインセールス&事業担当のバイスプレジデントとして広告事業を成長させた。2008年にFacebookのCOOに就任してからは、セールス、マーケティング、事業開発、法務、人事、パブリックポリシーなどを指揮。事業面の要として欠かせない存在になっており、同社CEOのMark Zuckerberg氏はSandberg氏を「パートナー」と呼んでいる。取締役就任についてZuckerberg氏は「われわれのミッションと長期的な成長戦略に対する深い理解、そしてFacebookおよび上場企業の取締役会(The Walt Disney Company、Women for Women International、CGD、V-Day)における彼女の経験は、われわれの取締役会が必要としているものだ」とコメントしている。

NASDAQの開始ベルを鳴らすSandberg氏とZuckerberg氏