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Twitterは7日(米国時間)、「Zipkin」システムをオープンソースプロジェクトとして公開した。Zipkinは、分散システム上の異なるサービスから迅速に情報を収集することを目的に開発されたシステム。TwitterによるとZipkinシステムは「Google Dapper」を参考に開発したものだとしている。

Twitterでは現在、すべてのサービスからタイミングデータを収集するためにこのZipkinを使用しているという。トレース情報を収集するためにインストルメンテッドライブラリを各ホストに用意し、ZooKeeperScribeを利用してZipkinに情報を送っている。Zipkin側ではCollectorが情報をApache Cassandraに渡し、Zipkinが提供しているWeb UIを介してデータベースにアクセスして分析できるようにしている。

Zipkinのアーキテクチャ図 - Zipkinプロジェクトより抜粋

ZipkinのWeb UI - Twitter Engineering Blogより抜粋

ZipkinはプロジェクトをGitHubで管理している。Zipkinのインストール手順など詳しい情報についてはプロジェクト内のドキュメントが参考になる。ソースコードはApache License v2のもとオープンソースで公開されており、Twitterに専用アカウントが用意されている。