Microsoftアカウントへの切り替え

今度はMetroアプリケーションを追加してみましょう。もし、ローカルアカウントをお使いの場合はMicrosoftアカウントに切り替える必要があります。筆者は%USERPROFILE%として参照されるユーザーフォルダー名が変化してしまうのを避けるため、インストール時はローカルアカウントを使用。Windows 8 Release Previewが稼働するようになってから、Microsoftアカウントに変更しています。

もちろんローカルアカウントのまま使用しても構いませんが、多くの標準MetroアプリケーションはMicrosoftアカウントを必要とし、ローカルアカウントではWindows Storeへのアクセスや複数のコンピューターを同期することもできません。そのため、Windows 8の機能をフル活用するのであれば、Microsoftアカウントが必要となるのです。もちろん既にMicrosoftアカウントをお使いの方は本手順が不要となりますので、読み飛ばしてください。

ローカルアカウントとMicrosoftアカウントを切り替えるには、「PC設定」の「ユーザー」から操作します。具体的にはローカルアカウントのパスワード認証を経てから、Microsoftアカウントへのサインインを行いますが、この際必要となるのがセキュリティ情報で登録している携帯電話のSMS(ショpiートメッセージサービス)や、連絡用電子メールアドレス。こちらに認証を行うための電子メールが送信されますので、Windows Liveのセキュリティ情報管理ページで確認しておきましょう(図10~22)。

図10 [Win]+[C]キーを押してチャームを呼び出し、<設定>ボタンをクリックします

図11 「設定」チャームが開いたら、<PC設定の変更>をクリックします

図12 左ペインのリストから「ユーザー」を選択し、右ペインにある<Microsoftアカウントへの切り替え>をクリックします

図13 テキストボックスに現在のパスワードを入力して、<次へ>ボタンをクリックします

図14 次にテキストボックスへMicrosoftアカウントを入力して、<次へ>ボタンをクリックします。同アカウントをお持ちでない場合は<メールアドレスを新規登録する>から取得してください

図15 Microsoftのパスワードをテキストボックスに入力して、<次へ>ボタンをクリックします

図16 最後にセキュリティ確認情報をチェックしてください。特に問題がなければ<次へ>ボタンをクリックします

図17 これでMicrosoftアカウントに切り替わりました。<完了>ボタンをクリックします

図18 この時点ではコンピューターの認証が完了していません。<このPCを信頼する>をクリックしてください(警告メッセージが表示されない場合は、[Alt]+[Tab]キーを押して一度画面を切り替えてください)

図19 するとWindows Liveのセキュリティ情報管理ページが開きます。コンピューター名の横にある「確認」をクリックしてください

図20 これで確認用リンクが電子メールで送信されます。<リンクの送信>ボタンをクリックしてください

図21 こちらが届いた電子メール。二つのリンクが表示されていますので、「信頼済みPC~」と書かれた方のリンクをクリックします

図22 これでコンピューターの認証が完了しました。スタート画面に表示されるユーザー名も変化します