台湾VIA Technologiesは22日(現地時間)、Neo-ITXボード「APC(Android PC) 8750」を発表した。WonderMedia ARM 11 SoCを搭載するAndroid OS向けNeo-ITXボードで、キーボードとマウス、ディスプレイを接続して利用できる。価格は49米ドル。7月の出荷予定。

「APC 8750」

「APC 8750」のインタフェース

「APC 8750」は、基板サイズ17cmx8.5cmのNeo-ITX規格を採用したAndroid向けプラットフォーム。キーボード、マウス、ディスプレイ等を接続して利用できるよう最適化されている。OSはAndroid 2.3を搭載、プロセッサはSoCのVIA WonderMedia ARM 11で、動作クロックは800MHz。メモリは512MBのDDR3 SDRAM、ストレージは2GB NAND Flashメモリ。インタフェースはD-Sub/HDMI、USB 2.0ポート×4、microSDスロット、10/100Base Ethernet。

省電力性も特徴で、消費電力はアイドル時4W、最大でも13.5Wとされ、15Wのパワーアダプタを備える。幅広い形式に対応する動画再生支援の機能も備えており、同社では「YouTubeのような動画サイトやローカル保存した動画コンテンツなどを大画面で楽しむことができる」と述べている。