プランは端末別に3種類

Sprintは、cdmaOne/CDAM 2000系の事業者である。米国では、4位の携帯電話事業者だ。ただし、AT&TやVerizonに比べると、カバーエリアで少し劣る部分がある。今年1月、筆者は、サウスダコダ州ラピッドシティへ行ったのだが、そこでは、利用することができなかった。とはいえ、普通に観光や仕事でいくような場所はカバーされている。音声通信のみでなく、EV-DOによるデータ通信も可能な事業者で、Virgin Mobileでもデータ通信が利用可能。

Virgin Mobileの料金プランは大きく分け、以下の3種類となる。

Beyond Talk スマートフォン向けのデータ定額の通話可能なプラン
PayLo フューチャーフォン向けの従量制の通話可能なプラン
BroadBand2Go USBやWi-Fiルーター向けのデータ定額プラン

Beyond Talkは、通話時間により月額35、45、55ドルの3種あり、データ通信は、無制限で利用できる。データ通信は、2.5ギガバイト/月以下はフルスピード、それ以上になると256kbpsの制限が付く。

PayLoは、通話中心の非スマートフォン向けで、通話時間により30、20ドル/月または、20ドル/90日という3種のプランが用意されている。データ通信は、30ドル/月のものだけが30メガバイト分の無料データ通信分を含むが、それ以外は1.5ドル/メガバイトとなる。

BroadBand2Goは、USBモデムまたはWi-Fiルーター専用のプランで、やはり3つのタイプがあり、50ドル(有効期間1カ月)なら無制限(ただし2.5ギガバイト以上で速度制限あり)、20ドル(有効期間1カ月)で上限500メガバイト、10ドル(有効期間10日間)で上限100MBとなっている。ただし、このプランでは通話は行えないのと、PayPalによる支払いができない。ただし数カ月程度なら使わなくてもアカウントは消えない。また、音声通話用のプラントはアカウントが別になる。

米国内の通話だけでなく、国際電話もかけることができ、日本への通話料金は、固定電話なら2セント/分(1ドル80円換算で1.6円)、携帯電話なら15セント/分(同12円/分)だ。なんだかあまりに安くて、日本の携帯電話をローミングで使うのがばからしいぐらい。

筆者は、古いプランのままなので、毎月の定額料金はなしで、通話が1分18セントというプランになっている。90日で有効期限が切れるので、ときどき、日本からチャージを行うだけで回線が維持できている。現在のプランでも、最低のプラン(20ドル/90日)にしておけば、年間80ドル(同6400円)程度で回線を維持できる。

エリアや料金プランの詳細は、以下のリンクから確認できる。

Virgin Mobileのカバレージマップ http://www.virginmobileusa.com/check-cell-phone-coverage
Beyond Talkプランのページ http://www.virginmobileusa.com/cell-phone-plans/beyond-talk-plans.jsp
PayLoプランのページ http://www.virginmobileusa.com/cell-phone-plans/paylo-plans.jsp
BroadBand2Goプランのページ http://www.virginmobileusa.com/mobile-broadband/broadband2go.html