KDDI、沖縄セルラーは5月15日に開催した2012年夏モデル発表会の会場で、4月に台湾HTCと共同で発表したAndroidスマートフォン「HTC J ISW13HT」の実機を展示した。同端末は、2012年夏モデルとして5月下旬以降に発売する予定。
HTC J ISW13HTは、KDDIとHTCが共同で開発したスマートフォン。2月にスペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2012」で、HTCが発表したスマートフォン「HTC One」シリーズのミドルモデル「HTC One S」をベースに開発した製品となる。
約4.3インチの有機ELディスプレイを搭載したストレートタイプで、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信など、日本の携帯電話でおなじみの機能を搭載。加えて、背面に約800万画素、前面に約130万画素のCMOSカメラを搭載する。
通信面では、3Gに加えて、下り最大40MbpsのWiMAX通信が利用できる「+WiMAX」に対応。最大8台までWi-Fi対応機器を接続できるテザリング機能も搭載。国際ローミング「グローバルパスポート(CDMA/GSM/UMTS/GPRS)」もサポートする。
このほか機能面では、高級ヘッドフォンブランドのBeats Electronicsと協業し開発した音楽機能を搭載。音楽や動画、ゲームなどを高音質で楽しめる「Beats Audio」を搭載するほか、「1万円以上するクラス」(KDDI)のイヤホン「Beats by Dr Dre urBeats In-Ear Headphones」を同梱する。
OSはAndroid 4.0を採用。寸法・重量は約66×132×10.0(最厚部:約11.2)mm・約142gで、1.5GHzのデュアルコアCPU、16GBの内蔵メモリ、1,810mAhのバッテリを搭載する。連続通話/待受時間は約560分/約310時間。このほか、microSDHCカードスロットも備える(最大32GB)。
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