東芝は14日、同社製タブレット「レグザタブレット」の新製品として、国内初の有機ELディスプレイ搭載モデルや地デジチューナー搭載モデルなど、4機種6モデルを発表した。全機種でOSに「Android 4.0」(Ice Cream Sandwich)を採用する。

多様化するユーザーのライフスタイルに合わせて、モバイルに適した7.7型から大画面の13.3型までラインナップを拡充。テレビやレコーダーとの連携など、タブレットを利用したテレビの活用により、シェアの拡大を図るという。

同社の映像処理技術「レゾリューションプラス」や、外の光をセンサーで感知して、日差しの中で見やすい映像に自動調節を行う「アダプティブ ディスプレイ」を搭載するほか、個人差がある聴覚特性に対して、聞き取りやすい音を出力する「アダプティブ ディスプレイ」、コンテンツ間の音量差を自動的に調整する「Volume Equalizer」といった音響関連の機能も採用している。

また、「ATOK for Android」や写真の加工・共有を行う「Skitch」、液晶テレビやブルーレイディスクレコーダーと連携を行うアプリ、電子書籍リーダー「BookPlace Reader EX」を搭載する。

「レグザタブレット AT570」

「レグザタブレット AT570」

「AT570」は、国内な初めて7.7型有機ELディスプレイを採用した。64GBのフラッシュメモリを搭載する「AT570/46F」と32GBを搭載する「AT570/36F」の2モデルを展開する。価格はオープンで、店頭想定価格は「AT570/46F」が61,000円前後、「AT570/36F」が53,000円前後。5月26日より販売を開始する。

主な仕様は、CPUがNVIDIA Tegra 3(1.3GHz)、ディスプレイが7.7型ワイド有機ELディスプレイ(1,280×800ドット、タッチパネル付き)、メモリが1GB。

インタフェースは、IEEE802.11b/g/n、Bluetooth、USB 2.0×1、microSDカードスロット、ヘッドセット/ヘッドホン出力兼用×1、約200万画素Webカメラ(前面)、約500万画素Webカメラ(背面)など。サイズ・重量は、約W204.5×D135.2×H7.9mm(突起部含まず)、約332g。バッテリ駆動時間は最大約10.0時間。

「レグザタブレット AT830」

「レグザタブレット AT830」

ロッドアンテナ

オプションでスタンドが付属

「AT830」は、13.3型の大型液晶ディスプレイと、地上デジタル放送/ワンセグ放送対応のテレビチューナーを搭載したモデル。店頭想定価格は80,000円前後。5月18日から販売を予定。

主な仕様は、CPUがNVIDIA Tegra 3(1.4GHz)、ディスプレイが13.3型ワイドHD+ TFTカラー IPS液晶(1,600×900ドット、タッチパネル付き)、ストレージは64GBフラッシュメモリ、メモリが1GB。地上デジタル放送/ワンセグ放送対応テレビチューナー。

インタフェースは、IEEE802.11b/g/n、Bluetooth、USB 2.0×1、SDカードスロット、ヘッドセット/ヘッドホン出力兼用×1、アンテナ入力×1、約200万画素Webカメラ(前面)、約500万画素Webカメラ(背面)など。サイズ・重量は、約W343.8×D211.3×H9.9mm(突起部含まず)、約1.00kg。バッテリ駆動時間は最大約13.0時間(連続テレビ視聴時間は約5.0時間)。

「レグザタブレット AT700」

「レグザタブレット AT700」

「AT700」は、10.1型液晶搭載のタブレットとして「世界最薄最軽量」となるモデル。CPUに「OMAP 4430」を採用する。店頭想定価格は、70,000円前後。5月18日から販売を開始する。

主な仕様は、CPUがOMAP 4430(1.2GHz)、ディスプレイが10.1型ワイド TFTカラー IPS液晶(1,280×800ドット、タッチパネル付き)、ストレージは64GBフラッシュメモリ、メモリが1GB。

インタフェースは、IEEE802.11b/g/n、Bluetooth、micro HDMI出力×1、USB 2.0×1、microSDカードスロット、ヘッドセット/ヘッドホン出力兼用×1、約200万画素Webカメラ(前面)、約500万画素Webカメラ(背面)など。サイズ・重量は、約W256.0×176.0×H7.7mm(突起部含まず)、約535g。バッテリ駆動時間は最大約7.0時間。

「レグザタブレット AT500」

「レグザタブレット AT500」

「AT500」は、10.1型ワイド液晶を搭載したスタンダードモデル。64GBのフラッシュメモリを搭載する「AT500/46F」と32GBを搭載する「AT500/36F」の2モデルを用意する。店頭想定価格は、「AT500/46F」が59,000円前後、「AT500/36F」が51,000円前後。5月26日から販売の予定。

主な仕様は、CPUがNVIDIA Tegra 3(1.3GHz)、ディスプレイが10.1型ワイド TFTカラー IPS液晶(1,280×800ドット、タッチパネル付き)、メモリが1GB。

インタフェースは、IEEE802.11b/g/n、Bluetooth、micro HDMI出力×1、USB 2.0×1、SDカードスロット、ヘッドセット/ヘッドホン出力兼用×1、約200万画素Webカメラ(前面)、約500万画素Webカメラ(背面)など。サイズ・重量は、約W260.6×178.9×H9.9mm(突起部含まず)、約590g。バッテリ駆動時間は最大約10.0時間。

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