NVIDIA awakened the world to the power of computer graphic.

NVIDIAは5月9日(米国時間)、LLVMがNVIDIA製のGPUプロセッサに対応したことを発表した。NVIDIAでは昨年の12月に、CUDA向けのコンパイラをオープンソースコードとして公開することを発表していた。

CUDAは、NVIDIAが提供する並列計算のためのプラットフォーム。C/C++をベースとしたコンパイラやライブラリを使い、NVIDIAの提供しているGPUでの並列処理計算を可能にする。C/C++をベースとしてしているが、すでにほかのプログラミング言語から使用するための各種実装が存在する。

LLVM コンパイラがNVIDIA製GPUをサポート - NVIDIAのニュースリリースより抜粋

LLVMはオープンソースのコンパイラインフラストラクチャで、C/C++/Objective-C/Fortran/Javaバイトコード/Python/Rubyなど多くのプログラミング言語に対応している。LLVMはすでにNVIDIAでCUDA C/C++アーキテクチャのコンパイラアーキテクチャとして採用されており、他にもAppleやAMD、Adobeなど大手ベンダーでも使われている。

NVIDIAでは、LLVMがNVIDIA製GPUをサポートしたことで様々なプログラミング言語でGPUアクセラレーションが使用できるとして、その結果多くのアプリケーションでGPUアクセラレーションを使えるようになることを期待としている。