サクサク撮れる → いっぱい撮りたくなる → 思い出が増える

編集H「EX-ZR20ならではのアドバンテージとして、やっぱり"快速シャッター"の存在が大きいと思います。シャッターボタンを押したした瞬間に撮れるし、連写も効く。今回、トラム(路面電車)の写真も多く撮りましたけど、このサクサク感があったから撮れたという写真は多いでしょうね。」

トラムは主要な交通手段。歩行者は当たり前のように線路を横切り、危ない場面もしばしば。当人も運転手も、何事もなかったようにその時間が過ぎていく…。日本では考えられない良い意味での"ユルさ"が素晴らしい

BASELWORLD 2012の会場で見かけた金ピカの大型バス。出展メーカー/ブランドのパーティーやカンファレンスに連れて行ってくれるバスで、普通に走っている。なぜに金ピカなのかはナゾ…

青木「(私の腕じゃないってことか!)快速シャッターの恩恵って、実際の撮影の快適さももちろんあるんだけど、私の場合、サクサク撮れることがとっさの被写体やシーンでも撮ってみよう、撮りたい、と思わせるモチベーションになる、ってのが大きいです。ちょっとしたことでも撮りたくなって、結果的に写真と旅の思い出が増える。これが"遅い"カメラだと、あ!…でもどうせ(起動やフォーカスに時間がかかるから)撮れないよ、と最初からあきらめちゃう。」

編集H「そういうカメラは、カバンに入れたままになることが多いですよね。結局、ほとんど写真を撮らずに旅行から帰って来ちゃったり(笑)。」

青木「あはは、あるある(笑)! 速いってところでは、撮影状況を分析して部分ごとに最適な処理を施す高性能オート機能の“プレミアムオートPRO"が高速化されているのも良かった。ちょうど1年前のEX-ZR100と比べても、ずいぶん進化した気がする。」

ジ○ジ○に出てくる○仮面?(○仮面よりずっと大きいけど)。しかも「FOR SALE」。どんな人が買うんだ…

フライブルク市内のスーパーで。500mlのビールとミネラルウォーターが同じ値段。さすがビールの本場、ドイツ。ちなみに値段は1.25ユーロ

編集H「プレミアムオートPROには、これで撮っておけば間違いない、っていう安心感があります。今回、私はほとんどプレミアムオートPROで撮ってました。取材の時もほぼライティングを考えなくていいし、被写体に近付けば自動的にマクロモードになってくれるし。いちいちモードを切り替えるのも面倒になってしまうくらい便利でした。」

プレミアムオートPRO+露出補正も効果的

青木「プレミアムオートPROでも、露出補正やホワイトバランスの変更ができるのが良かった。」

編集H「それは、フライブルクの大聖堂ですごく役立ちました。礼拝堂が暗いので、どうしてもプレミアムオートPROが明るく自動補正しちゃうんですよね。普通の撮影ならそれがありがたいけれど、礼拝堂ではさすがにあの重厚で荘厳な雰囲気が出ない。それに、ステンドグラスの部分が白く飛んじゃったりするんですよね。そこで-1から-2くらいの露出補正をしたら、実際の見た目に近い写真になりました。」

礼拝堂の中をプレミアムオートPROで撮影。露出補正なしだと、こんなに明るく写る

そこでマイナスに露出補正。暗すぎるようにも見えるが、これが実際の見た目に近い

青木「そういえばHさん、ステンドグラスをソフトフォーカスで撮ってましたよね。あれ、面白かったなぁ。私も真似してろうそくを撮りましたよ。いい雰囲気でしょ。」

編集H「(真似したんかい!)プレミアムオートPROのメニューは、露出補正の位置がもっと上だといいですね。」

青木「ちなみに露出補正は、撮った後でもできるんですよ。完全に白飛びしちゃっている部分などはデータが存在しないからどうしようもないけれど、撮影後でもある程度救いがあるのはいいですよね。」

編集H氏がステンドグラスをソフトフォーカスモードで撮影

H氏の写真に着想を得て(真似して)、私もろうそくを撮ってみた

フライブルク大聖堂は1200年頃の着工で1513年に完成。フレンチゴシックの代表的建造物

ズームを使うと、正面の大時計には十二星座が刻まれていることがわかる

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